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鍵屋以外の鍵開け

鍵開けは鍵屋以外がやっても良いのか

現在製造されている鍵は一部を除いた全てがピッキングと呼ばれる手法で開けることができます。
ピッキングというのは鍵穴の中にピックを差しこんで外部から解錠する手法であり、実際に行うには高度な知識と熟練が必要です。
しかし昔に作られたピンタンブラー錠などの場合は構造がシンプルであるため、しっかりと練習をした人が作業をすれば5分程度で簡単に開けることができるのです。
2000年代以降の日本ではこのピッキングによる窃盗被害が多発したために防犯性能の高い鍵への交換が進んだのですが、それでもまだピンタンブラー錠を使用している家屋は少なくありません。

さて、こうしたことを知っていくとまず考えることになるのが「鍵屋でなくても鍵は開けられるのではないか」ということです。
ではこれは実際にはどうなのかというと、先に述べたようにしっかりと練習をすれば鍵屋で無くとも解錠をすることは十分に可能です。
100円均一で販売されているような南京錠であれば鉄製定規を切削してピックを作れば解錠の練習もできるようになりますし、大まかな構造に関しては住宅のピンタンブラー錠も同様であるため、解錠をすることはできます。
ただしかし、ここで必ず知っておかなくてはならないのが法律に関してです。
特に平成15年9月にはピッキング対策法と呼ばれる法律が制定されており、この法律の中では正当な理由がある場合を除いてピッキング用具を所持・携帯することを禁止するという規定があります。
所持・携帯が禁止されるピッキング用具としてはピッキング用のピック、携帯が禁止されるものとしてはバールやドライバーなどの指定侵入工具が該当します。
鍵屋として営業をしている事実があればこうしたものを所持・携帯することは認められますが、そうではない個人であれば認められることはありません。
違反した場合には1年以下の懲役、又は50万円以下の罰金が罰則として科せられます。

そのため鍵開けを鍵屋以外が行うことは決して不可能なことではないものの、しかしながら実際に行うことは出来ないということになります。
かつてまでは自宅で趣味として行う程度であれば慣習上問題ないとされていましたが、明らかにピッキングにしか使わないピックなどに関しては単純所持すら禁止されているため、もしそれが見つかったのであれば逮捕されることもあり得ます。
インターネット上などにはさまざまな形でピッキングにまつわる情報が流れてはいますが、実際に行えば違法の行為となります。
そのためもし興味があったとしても、他人の所有物の鍵はもちろんのこと、自分が所持する鍵でも行わないようにしましょう。

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